マンションの環境性能評価の真価

マンションの環境性能評価は、次第にマンションの価格や価値にも影響を与えるようになっているようです。数年前に東京都が始めた環境性能表示制度は、政令指定都市など、地方都市にも広がりを見せ始めています。自治体の環境対策としても推進されており、マンション建設への公的なコントロールは、自治体の重要な施策のひとつとなっているのです。また、マンションを販売する業者も東京都の環境性能表示制度をうまく利用して、お墨付きを得ることで、マンション購入希望者にはマンション購入の決め手にしてもらいたいと考えているようです。

マンションの環境性能表示制度では、大規模な新築等のマンションの建築主が東京都に建築物環境計画書を提出し、環境配慮に取り組まなければならないということになっています。マンション環境性能表示は、環境に配慮した建物について、マンション購入希望者に対して、情報を提供し、環境に配慮したマンションを選択しやすいようにするものです。環境に配慮の足らないマンションを増やすのは、大都市をかかえる東京都としてはヒートアイランド現象など、大都市の災害につながる気象現象の防止などにとって、得策ではなく、環境に配慮したマンションを増やすことによって、住み続けられる都市環境を守ることになるという考えです。

マンション 購入者の地球環境を守りたいという願いは年々強くなり、地球温暖化による環境問題対策に関して、一丸となって取り組むべき時代になってきています。200年住宅のコンセプトのマンション購入者としては、マンション周辺の商業地の発展、インフラの整備がマンションの資産価値を決めるため、地球温暖化を防止して周辺地域の環境を守らなければなりません。

マンションの環境性能表示制度は、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」という都条例に基づくものです。チェックする項目として、「建物の断熱性」「設備の省エネ性」「建物の長寿命化」「みどり」の4項目があり、マンションの耐用年数が長いことを証明するほとんど唯一の公的な評価制度となっています。マンションの断熱性が高ければ、四季を通じて、室内の温度の変化を少なくすることができ、光熱費の節約にもなります。

マンションの環境性能評価は、このように建物の耐用年数や住む人の健康にもプラスになるマンションであることを証明できるものであり、マンションの将来的な資産価値を高めるものと期待されています。